”やらないことを決める”について徹底的に調べてみた。
最も重要な決定とは、何をするかではなく、何をしないかを決めることだ。
体系的にやらないことを決めることが重要である。
ーP・F・ドラッカーー
「やらないこと」を決め、「大切なこと」から手を付け、「断る力」を身につける。
ーライフネット生命 岩瀬社長ー
決断とは、”断つことを決める”ことだ。
ーどこかの経営者ー
上記のように多くの優秀な方が、”やらないことを決めること”が重要であると言っています。
しかし、僕もそうですが、あれもやりたい、これもやらなければ、と思ってしまい、やらないことが多いほど不安になってしまいます。
日々の生活に追われ、すべてが中途半端になっていたり、本当にやりたいことや大切なことに時間を割くことができていないと感じることはありませんか?
ここでは、”やらないことを決める”思考や手段を考えてみました。
●”やらないことを決める”思考
昨今、多くをやる人は優秀、マルチタスクを効率よくこなすことを求められることが多いです。 そんな中で、思考から変えないといけませんね。
・「より少なく、しかしより良く」
・重要な少数は些細な多数に勝る
・トレードオフ 何かを選ぶということは、何かを捨てること
エッセンシャル思考より
・本当に大事なことは、ほんの一部しかない。
まずは、上記の思考に近づけるようにしましょう。
●”やらないことを決める”方法
・ひとつひとつの行動の目的を考えてみる
→ まずはそもそも何のために行うのかという目的の確認する。
「何のために?」を繰り返すことで、やるべきかどうか判断する。
・やらないことリストを作る
王道ですかね。
・やるべき優先事項のリストを作る
(やらないこと戦略 最大限にクリエイティビティを上げる時間管理術より)
①やるべき優先事項のリストを作る。
②それらすべてをやらないことリストに載せる。
③その中から優先度の高い三つだけを選んで、それ以外の項目はやらない。
やることを決めて、その中で優先順位が高いものだけやるという方法です。
やりたいことが多くある人には、効果的ではないかと思います。
・バフェット流 25:5の法則
①キャリアにおいて達成したい目標を25個書き出す。
※印ゴールは長期のものでも、一週間以内に終わらせたい短期のものでもOK。
②リストを見返して最も達成したい5個に丸をつける。
③最も達成したい5個と、残りの20個にリストを分ける。
こちらも先ほどの方法と近いですが、25個は多いですね。笑
重要なことは、最も達成したい5個が達成するまで、残りの20個には一切手を付けないことです。
そうですね。ここまで読めば皆さんお気づきかもしれないですが、”やらないことを決める”ことは、同時に”最優先事項を決める”と同じことをしていると記事を書いてて思いました。
不思議ですが、この”やらないことを決める”方が、なぜかすっきりしました。
ぜひ一度試してみてください。