アニキブログ 〜お金と仕事と時々趣味〜

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製薬企業(MR)って、接待とか激務なイメージがあるけど、どちらかというとかなりホワイトだと思う。

 

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以前は大手製薬に勤めていましたので、実態に関して伝えていきたいと思います。

※あくまで1社しか勤めていませんので、企業間に差異はあります。

 

  

周りからは、よく『激務だよね〜』とか『接待大変だよね』って良く言われましたが、正直激務と感じたことは一度もないです。笑

 

むしろ、休日、仕事の楽さ、勤務時間など総合的にみても、超超超ホワイトだと思います。安定して働きたいのであればおすすめです。

 

製薬企業(MR)って、本当に接待ばかりなの?激務なの?

 

接待は、正直ほとんどありません。

公務員はもちろん、最近では、製薬企業も昔みたいにお金を持っていないので、まず会社からはあまりお金を使うなと言われます。(昔は接待してなんぼと言われてたみたいです)

 

というのも、2012年に接待が公に禁止され、業界的に厳しくなりました。また、昨今の大手企業の過大広告問題が続いたために、一般の方から、透明性を求められるようになり、業界的にもとても厳しい目に晒されているのが現状です。

なので、企業としても、角を立てるようなことはしたくないんですよね。

 

こういうこともあって、接待は減ってきています。実際私は、2012年以降に入社しているので、接待の経験はないです

※一部業務で接待ぽいことをしますが、詳しくは他の記事で説明します。

 

休日や働き方はどうなの?

基本は土日休みです。

 

しかし、企業によっては、講演会というものを土曜日に開催したり、学会の手伝いがあれば、土曜出勤をする日があります。

 

ただし、これはとても個人差があります。

そもそも土曜日の講演会を行なっていない企業もあれば、大学病院などの大規模な病院を担当の人は、学会の手伝いや演者の随行があり、土曜日出勤は増えます。

 

土曜日に講演会もなく、普通の病院を担当している人たちは、土日は完全に休みになります。

最近は、講演会の回数が減ってきているので、土日完全オフが増えてきていると思います。

 

また、良くも悪くも夏休みや正月休みの一週間前は、超ウハウハです。なぜなら、基本的に一週間頑張って数字が上がるようなものではないので、その時期から休みモードになります。

 

現役時代は、その時期は17時頃にはもう帰ってました笑笑

今思うと相当楽してましたね笑

 

MRのやりがいは? 

もちろん営業職なので、数字の達成することはやりがいになりますが、ここではそれ以外に感じたやりがいを話していきます。

 

医者とゼロから関係性をつくることが楽しい

営業相手がお医者さんなので、基本的に頭の良い人たちを相手にします。

 

なので、はじめはほとんど相手にされません笑

そらそうですよね。

今まで、自分達で血の滲むような努力を重ねてきた人達ですから、20代の若造が何を言おうと敵うはずがありません笑

 

しかし、はじめは相手にされなかった医者が、地道に地道に、日々誠実に対応することによって、医者の対応が少しずつ変わってきます。

 

歩きながら10秒しか話を聞いてくれなかった医師がアポイントをくれるようになったことや、めちゃくちゃ怖い医者が、自分にだけプライベートな事を話してくれたりした時は、とても感慨深くなります。

 

地位も名誉もある医者から感謝される

MRは、自社製品(薬)の情報提供を行いますが、

大まかにいうと、

 

「こういう薬の特徴があるので、こういう患者さんには、こういうメリットがあります。」

※各製薬会社によって営業手法は異なります

 

ということを伝えているイメージです。

 

実際に、医者に自社製品を使ってもらい、症状が治まって患者さんに喜んでもらえたよとか、●●さんが言ってくれたから、薬を使ったら患者さんの命が助かったよ、とか言われると、めっちゃも嬉しいです。

 

1番嬉しかったのは、ある病気で意識がほとんどない危篤状態の患者がいました。家族がどうしても最後に話したいと医師にお願いされ、自分が提案した薬を使ったところ、奇跡的に1日だけ意識が回復し、最後に話すことができて、ご家族にとても感謝されたよ、ということがありました。

 

自分が提案した薬が、患者さんやご家族の願いを助ける一助になれた時は、やっぱり嬉しかったですね。

 

”育薬”に携わることができる

 少しイメージがつきにくいですが、新薬が発売された際は、その薬剤の使い方や効果の出方などは、非常に情報が少ないんですね。なので、臨床で、しっかり薬剤を使ってもらいながら、どんな患者なら最も安全に効果をだすことができるのか、どのタイミングであれば、効果を発揮しやすいのか、というのを医師とディスカッションしながら、「あーでもない、こうでもない」といいながらやりとりするんですね。

 

そしてそのデータをまとめてもらい、その薬剤のベストな使用方法を確立させます。それが全国に広まったりすると、とても感慨深いですね。

 

地域医療に貢献できる

これも少し言い過ぎじゃないかと思われるかもしれませんね笑

地域連携や院内をスムーズにやり取りするための仕組みを作りをしているイメージですね。

 

というのも、自社製品の薬剤を中心に、病院のパスを作成したり、地域連携のきっかけとして、講演会を開催したりするんですよね。

 

これによって、開業医さんと地域中核病院との連携が深まり、やりとりがスムーズになったり、人と人とをつなぐことができるんですよね。

(MRは開業医と病院を訪問しているので、病院の先生と開業医の両方を知っているので、むしろ先生同士より仲いい場合があるんですよね)

 

先生から、●●さんのおかげで、病院に紹介しやすくなったよ!とか、院内の仕組み作りで、看護師さんから感謝されたよ!と喜んでもらえると、嬉しくなります。

 

大変だったことは?

勉強と医師との関係性作りですね。

 

医師の質問に対して適切に回答しなければなりません。また自社製品の特徴の話だけだと、飽きられてしまうので、最新の論文や知識を日々勉強します。

毎週のように勉強会があり、それを医師にぶつけ、会社にフィードバックする。

その繰り返しです。

 

ただ、私も知識をえることや勉強することは楽しかったので、勉強が苦にならない人には、とても楽しく仕事することができます。

 

また、一つ一つの表現にもとても気を遣います。一つでも、曖昧なことを言ったり、間違えたことをすると、薬によっては命に関わることもあるので、一瞬にして信頼を失います。

 

医師は常に訴訟と隣り合わせなので、私達の薬の知識や一つ一つの態度や言葉遣いにもめちゃくちゃ厳しいです。

 

積み重ねてきた信頼が一瞬にして、知らないうちに崩れていることがあります。

 

結論、ホワイトな働き方ができるの?

 

結論、安定してそこそこ稼ぎを求めている人には、製薬業界はとてもオススメです。

 

元気出したい方はこちらもこちらもお読みください。

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