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MRって接待やごますり以外に何しているの?〜意外と真面目な仕事内容〜

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前回は製薬企業の営業(MR)のやりがいや大変な点を記事にしました。

↓↓

si0010hi.hatenablog.com

 

実際接待やごますりのイメージがどうしても先行してしまいますが、実は以外と医療に貢献しています。

 

MRは、何をしているのかというと、自社製品の情報伝達と情報収集をしています。

情報提供は何となく分かると思いますが、情報収集は、副作用の情報を蓄積したり、薬剤の使用データをまとめていただいたり、端的に言うと、”育薬”を担っています。

 

今回は、MRの実際の主な業務内容について記事にしたいと思います。

 

 

■ディテール

あなたのイメージにもある通り、クリニックを訪問したり、病院の医局の前の廊下で医師を待っています。

 

その際に、MRは、医師に短時間で済む用事(講演会を案内、次の自社製品のデータを紹介するアポイントの依頼、自社製品の効果の確認)を行います。

 

廊下では、基本的に論文をを紹介したり自社製品の詳細をお伝えすることはありません。(もちろんアポが取れない先生など例外はあります)

 

データを紹介するためには、アポイントをとって、まとまった時間に話します。

ただ、いきなり訪問して、「薬剤を紹介したいので、アポイント下さい!」といってもなかなかくれません。笑

 

なので、日々こつこつと何かしらのやりとりをしながら信頼関係を気付き、折をみて、アポイントをお願いするんですよね。

 

競合他社はなかなかアポをとれなくて困っているけれど、自分はアポイントで薬剤の話し込みができていれば、圧倒的に有利にたてるんですね。

実際に、接触回数や刷り込みが多いほど、知らず知らずの内に処方量が増え、最終的には、該当のすべて患者に自社製品を使ってもらうところまでいけば、完成系です。

やったった感がすごいんですよね。笑

※もちろん薬剤の種類によっても異なるので、一概には言えません。

 

■説明会・Web説明会

新薬がでた際や、主要な論文が発表された際には、 医局単位で30分ほど時間をもらって、医師達に自社製品のプレゼンを行うんですね。

主任部長から若い医師まで、病院の規模によって異なりますが、多い医局だと20名くらいの前で、15分のプレゼンと質疑応答を行うんですね。

 

普段は、滅多に30分の時間をとって、薬剤の話をすることはないので、とても重要ななんですね。

和やかときもあれば、シーーーンとなっている中で行ったり、とにかくめっちゃくちゃ緊張します。笑

ただ、今となっては、事前準備やプレゼンの技術があがるので、とても貴重な経験をすることができたと思っています。

 

また、他の仕事にも活きているんですが、説明会当日よりも、医師への事前の仕込みであったり、説明会後のフォローを丁寧に、工夫することで全然成果が変わってくるんですよね。それが結構面白かったりしましたね。

 

■講演会

MRの業務上、最大のイベントですね。

通常の面談や説明会では、伝えられる相手が限定的なんですよね。ただ、講演会であれば、一度に多数の医師に対して情報を伝えることができます。また、話し手がMRではなく、医師が行うので、より強いメッセージを伝えることができ、効果的で効率的なんですよね。

 

ただただ会を作るだけでは、医師も飽きてくるので、企画力が必要なんですね。

どういうテーマにするのか、医師がどのような情報を欲しているのか、ディスカッション形式にするのか、講義形式にするのか、発表者の内容はどういう内容にするのか、はたまた、呼ぶ人を限定(若手だけ、●●大学の医局だけ)したり、、etc.

医師や社内との検討を何度も重ねていくんですね。

 

また、2時間ほど講演会の後は、懇親会と呼ばれる立食のパーティがあるんですよね。

ここで、MRは勝負の時間なんですね。

普段はゆっくり話せないので、がっつり薬剤の話をしたり、プライベートなことを話して信頼関係を築いたりするんですね。時には、処方のお願いもしますね。

とにかく、大大大チャンスの時間なので、MRの腕の見せ所ですね。

 

最後は、余ったホテルのご飯を談笑しながら食べます笑

会が大盛況に終わり、成果もあがったときには、本当に充実感に満たされますね。

 

 

■社外講師/招聘勉強会

社外講師(招聘勉強会)とは、医師を社内にお呼びして、薬剤や疾患の勉強会を開催してもらうんですね。1時間先生に話してもらいます。これも、ただやるのではなく、目的別に工夫することでとても面白いんですね。

 

例えば、ただ信頼関係を築くことを目的とすることもあれば、薬剤の使用経験のまとめを話してもらうことで、院内の処方の現状を知ることができたり、考え方の志向を理解することができたりするんですね。

 

その他にも、このメインの業務をより成果を出すために、コメディカルの方から情報収集したり、他の先生に根回ししたり、、、

結構細かい立ち回りもあるので、見えない部分の仕事をきっちりするのとしないのとで、成果が大きく変わってくるので、これがまた面白いですね。

 

1日のスケジュール

8時 代理店訪問

   内勤業務、会議など

12時 開業医訪問(2、3件ほど)

14時 薬局、病院、開業医訪問など

16時 病院訪問

19時 帰社、内勤業務、プレゼン準備など

 

こんな感じですね。

訪問ルールが病院ことあったりするので、訪問スケジュールは基本MRに一任されています。つまり、自由に病院訪問のスケジュールを決めることができます。

 

なので、早く帰りたいときは、17時にも帰ろうと思えば変えることができるし、メリハリをつけた業務をすることができるんですね。

 

 

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